安定収入を担保としているので使い道が自由
カードローンの特徴は、すぐにまとまった金額のお金を用意できるという点にあります。それだけに、カードローンを利用するためにはある程度まとまった金額の収入が必要ではないかと思われがちです。
しかし、実際にはほとんどのカードローン業者において収入の金額に対しては条件を設定していないというケースが多くなっています。むしろ、
カードローンの審査では収入の金額が多いか少ないかよりもその収入がどの程度安定しているか、ということが重要となっています。
つまり、少ない収入であってもその収入が安定したものであればカードローンでお金を借りることは可能ということです。
ただし、借り入れる金額は総量規制もありますし、銀行カードローンも金融庁の規制が入ったので、それ相応(年収の1/3以下)の金額しか借りることは出来ません。
カードローンは商品の利用目的が原則自由
その背景としては、ひとつはカードローンは商品の利用目的が原則として自由という点にあります。
たとえば住宅ローンの場合、お金を借りる目的としては住宅の取得という前提で融資を受けることになりますが、当然ながら融資を受ける金額は高額のものとなります。
また、自動車を購入することを目的としたカーローンの場合であっても、数百万円単位の融資を受けることになりますので、それに応じた年収の金額が必要です。つまり、こうした目的が限定されたローン商品の場合は、
その目的に応じて融資を行う金額についてもあらかじめ○○円以上といった具合に決められている場合がほとんどです。
それに対して、カードローンというものは一部の例外こそあれ、原則として何に使っても良いというシステムとなっており、融資を申し込んだ人の収入に応じた融資金額を設定することができるようになっています。
融資を申し込む側にとっても、少ない金額からお金を借りることができるため、気軽に融資を申し込むことができるというメリットがあります。もちろん融資を受けた金額に対しては返済を進めていく必要がありますので、そのために必要な収入の安定性については審査でも重視されることになります。
カードローンの目的が限定されていないからこそ、少ない収入であっても問題なく融資を行うことができるのです。
ただし、事業目的や、投機的目的の場合はダメな場合が多く、別の商品のフリーローンを利用しないといけない場合もあります。
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日商簿記を取得し、中小企業の経理・総務を8年経験し精通。
銀行との借入交渉も経験し、企業・個人としての金融ノウハウを生かしてする問い目線でライティングします。