消費者金融でお金を借りた後は、必要に応じて融資を受ける金額を増額することができます。これについては、
- 実際に業者に増額の相談をして対応してもらう場合
- 業者側から増額の提案をしてもらう場合
に分かれます。いずれの場合も共通するのは、ある程度の信用を積み上げている場合に限られるという点です。
最初に融資を受けた分に対して返済をしっかりと行っていること、その期間が長期にわたること等が信用を積み上げる条件となります。そのため、消費者金融と契約をしたばかりの段階で増額の相談をしても対応してもらうことは不可能です。
ではどの程度の期間返済を行う必要があるのかといえば、
最低でも半年以上は延滞することなく支払いをきっちりと行う必要があります。
もちろん、これについては融資を受ける金額によって異なります。既に高額の融資を受けているのであれば、1年以上は返済の実績がほしいところですが、これらの期間はあくまでも目安でしかありませんので、必ずしもそれらの期間があれば良いというわけでもありません。
もうひとつ消費者金融で増額を受ける場合に注意したいのが「総量規制」の関係です。
消費者金融では年収の3分の1を超えて融資を受けることができない「総量規制」の対象となりますので、既に上限まで借りてしまっている場合にはどれだけ返済実績があったとしても増額を受けることはできません。
こうした事情もあることから、最近では業者側から増額の提案をするといったケースも減少傾向にあり、もともとあまり高額の融資ができないような仕組みが整備されているともいえます。
いずれにしても、消費者金融で増額を受けるための条件としては、まずは返済実績が確実にあること、そして総量規制の定める範囲でなければ増額できないこと等が挙げられます。
もちろん増額に際しては消費者金融業者側で一定の審査が行われます。審査の結果、増額が受けられないといった可能性も当然ありますので注意しましょう。
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日商簿記を取得し、中小企業の経理・総務を8年経験し精通。
銀行との借入交渉も経験し、企業・個人としての金融ノウハウを生かしてする問い目線でライティングします。